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2010年07月 アーカイブ

アメリカの政治について・・・その2

アメリカの最高裁判所の有する著しい特色は、その判決が高度に政治的性格を帯びている点でしょう。

例えば、F・ルーズベルト政権が促進した「ニューディール立法」に対して、最高裁判決が下した一連の違憲判決、また一九五〇年代の人種差別撤廃に関して、政治を先取りした形の判決は、その具体的実例です。

アメリカの政治体制の特色は、以上で述べてきた通りです。

ただし、現代のアメリカの政治体制を考える場合、注意すべきは、一九三〇年代のいわゆる「ニューディール」時代の改革を契機として、政治(経済)体制が質量ともに大きく変容したことです。

つまり、不況を打開するために講じられたニューディール政策は、伝統的な政治制度に多くの新しい要素を取り入れて、連邦政府の役割および機能を画期的に拡大させて、今日の行政府の肥大化と大統領の権限を大きく強化することになったのです。

また経済的には、全面的な連邦権力の介入により、これをてこにして、混合経済体制(修正資本主義Vを採用して、独占資本と連邦政府との結合をいっそう強める素地となったのです。

アメリカの改革運動とは?・・・その1

アメリカは植民地時代から独立革命、南北戦争、そして第一次世界大戦および第二次世界大戦など多様な変動を経て、今日に至っています。

この中で、アメリカは一九〇〇年代に入って二つの大ぎな政治改革を体験してきました。

一つは一九〇一年から一九一七年に至るいわゆる「革新主義時代」の諸改革であり、もう一つは先に述べたように、一九三三年から一九三九年に至る「ニューディール時代」の諸改革です。

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