北国の旅 2
車窓を眺めていても、道内では沿線風景のつまらない区間であり、本当なら根室本線・富良野線の車窓風景を眺めるはずであったのだから、ちっとも面白くない。
やがて窓外は濃い需に包まれた。
線路際を1匹のキツネが走って行きます。
6時12分、札幌に着きます。
「利尻」のほうは12分前の6時ちょうどに着いているはずだ。
札幌駅構内の案内所で財布を受け取った。
金額や中身を尋ねられ、すべてあっていたのですんなり渡してくれた。
むろん多少金額が食い違っていても問題ないのであろうが。
私は偶然にも細かい枚数までも覚えていたのです。
「以後、気をつけて下さい」と、いたずらをした中学生のように注意され、「すみませんでした」と神妙に謝りました。