アメリカの改革運動とは?・・・その4

州政治レベルでの改革で注目すべきは、これらの改革が州議会に対する不信に裏打ちされており、いわば間接民主制に対する直接民主制的な要求を背景としていた点にあります。

これらの改革の代表的指導者としては、例えばウィスコンシン州のR・ラフレット知事が有名であり、同州は州政治改革のモデルとなりました。

具体的には、党の候補者を決定するにあたって、党員全体の直接投票によって決める直接予備選挙制の採用です。

また直接立法制も多くの州で採用され、人民発案および人民投票による立法が、主として西部諸州を中心に採用され、また人民の投票による公職者罷免制も採用されました。

これらの政治改革は、従来のボスによる政治支配に対して、大衆の政治参加の機会を大幅に拡大することになったといえます。

なお、連邦レベルでは、この時期に憲法修正第一六条(一九一三年)により連邦所得税の実施が可能となり、また、憲法修正第一七条(一九一三年)により、上院議員の選出が一般大衆の投票による直接選挙へと改められました。

このように革新主義時代の改革は、政治の浄化と民主化、公益を守るための企業活動の規制および労働老の生活保護の三つの運動を特色としていたといわれています。

アメリカの改革運動とは?・・・その3

革新主義運動に参加した人々は、自由放任が社会の幸福と進歩をもたらすという十九世紀の固定観念を捨てさり、人間の努力による社会の改善が可能であると信じ、また社会の改善と進歩が政府による経済と社会への干渉によってもたらされると考えたのでした。

こうして革新主義運動は、市、州および連邦政治を舞台として展開され、多くの改革が実現しました。

まず、市政改革者が目指したのは直接民主制の導入、市政の粛清と能率化、税制改革、公益企業規制、社会福祉の増進などでした。

他方、州政治レベルの改革者は、直接民主制の導入、税負担の公平化、鉄道料金の規制、公益に関係の深い企業の規制、労働者のための社会労働立法の達成などを目指しました。

アメリカの改革運動とは?・・・その2

十九世紀末に顕著となった工業化と都市化の進展並びにあい次ぐ不況は、アメリカに大きな経済的・社会的問題を引き起こし、これにいかに対応するかは重要な政治課題となっていました。

従って革新主義運動と呼ぽれる改革は、政治が経済および社会問題に介入し、これを通じてアメリカ社会をより秩序あるものにしようとした改革でした。

ただし、革新主義運動は一つのまとまった運動体ではなく、現状の改革を追求した多様な運動であった点に特色があります。

その担い手や支持者には、中産階級や専門家、都市の下層階級、さらに農民や労組なども含まれており、彼らの目指したものは、単に政治改革のみならず企業規制、女性・少年労働者の保護から消費者、自然保護、また禁酒法など多岐にわたっていました。

アメリカの改革運動とは?・・・その1

アメリカは植民地時代から独立革命、南北戦争、そして第一次世界大戦および第二次世界大戦など多様な変動を経て、今日に至っています。

この中で、アメリカは一九〇〇年代に入って二つの大ぎな政治改革を体験してきました。

一つは一九〇一年から一九一七年に至るいわゆる「革新主義時代」の諸改革であり、もう一つは先に述べたように、一九三三年から一九三九年に至る「ニューディール時代」の諸改革です。

アメリカの政治について・・・その2

アメリカの最高裁判所の有する著しい特色は、その判決が高度に政治的性格を帯びている点でしょう。

例えば、F・ルーズベルト政権が促進した「ニューディール立法」に対して、最高裁判決が下した一連の違憲判決、また一九五〇年代の人種差別撤廃に関して、政治を先取りした形の判決は、その具体的実例です。

アメリカの政治体制の特色は、以上で述べてきた通りです。

ただし、現代のアメリカの政治体制を考える場合、注意すべきは、一九三〇年代のいわゆる「ニューディール」時代の改革を契機として、政治(経済)体制が質量ともに大きく変容したことです。

つまり、不況を打開するために講じられたニューディール政策は、伝統的な政治制度に多くの新しい要素を取り入れて、連邦政府の役割および機能を画期的に拡大させて、今日の行政府の肥大化と大統領の権限を大きく強化することになったのです。

また経済的には、全面的な連邦権力の介入により、これをてこにして、混合経済体制(修正資本主義Vを採用して、独占資本と連邦政府との結合をいっそう強める素地となったのです。

アメリカの政治について・・・その1

最高裁判所が有する最も重要な役割は、連邦議会が制定した法律や各省庁が出す行政命令、また州議会が制定した法律に関して、それが連邦憲法に即した立法なのか、あるいは立法の趣旨が連邦憲法に依拠したものなのか、もしくは立法の目的が連邦憲法の規定から逸脱していないかを審査し、場合によってはこれを取り消すことができることです。

このような司法権の優位を認め、かつ各種の立法や行政命令の違憲制を審査する権限は、憲法上具体的な条文でもって明示されているわけではありません。

アメリカにおいて違憲立法審査制が判例上確立されたのは、一八〇三年のマーベリ対マディソン事件においてです。

老若男女楽しめる/ストーリー

ミュージカル・・・マンマ・ミーヤ!/ストーリー

結婚式を明日に控えたソフィー。

ここはギリシアの島、母親ダナが経営するプチ・ホテルだ。

ソフィーの婚約者スカイや友達、それにダナの女友達二人も式に出席するためにやってきた。

そこに、20年ぶりにダチと再会する男性三人が次々とやってくる。

彼らを呼んだのは、ソフィー。

男たちが全員、昔、母親といわくありげの関係だったことを、母の日記を盗み読んで知ったのだ。

久しぶりの再会に怒りとも戸惑いともつかない態度のダナとは対照的に、ソフィーには「明日、自分の父親とヴァージン・ロードを歩きたい」との強い願いがあった。

彼女がその思いを打ち明けると、男たちはみな、自分が父親だと名乗りをあげる始末…。

奔放な青春時代に思いを馳せる中年たち。

一方、婚約者たちはそれぞれの友達と独身最後のドンチャン騒ぎをする。


みながそれぞれ複雑な気持ちを抱えたまま、いよいよ結婚式の朝を迎えるのだった。

老若男女楽しめる5

ミュージカル・・・マンマ・ミーヤ!

お決まりのポーズで登場し、歌い出したら、もう、客席はすさまじいばかりの盛り上がりで、おじいさんやおばあさんのカップルまでが楽しげに踊っている。

舞台も客席も幸せ気分になって、お互いに拍手しあって終わるのも、心地よい経験だった。

このところ、英国のミュージカルは原点回帰の傾向にあるように思える。

莫大な予算をかけることなく、セットや衣裳は割とシンプル。

台本は歌とセリフをきちっと分けて書かれ、セリフの部分でしっかりと笑いをとる(今回は少々お下品なジョークが多かったが)。

しかも主演は中年俳優であることが多く、彼らがまた何とも魅力的で、人気の源泉となっている。

老若男女楽しめる4

ミュージカル・・・マンマ・ミーヤ!

余談だが、《チェス》が上演されたのも、このプリンス・エドワード劇場だった。

そしてカーテン・コールのショー・タイムがまた素敵な演出になっている。

舞台両端の柱に取りつけたいくつもの照明機器がクルクルと回って、舞台と客席を照らす。

客席の通路にスタンバイする黒のベストにパンツ、それに赤の蝶ネクタイの案内係の若い子たちが、音楽に合わせて踊り出す。

すると舞台奥に、例の中年女性三人組が70年代のディスコ・シーンではやった衣裳にお決まりのポーズで登場し、歌い出した。

老若男女楽しめる!3

ミュージカル・・・マンマ・ミーヤ!

だから耳に馴染んでいる前奏が始まり、最初のセンテンスが歌われると、それが妙に、そして面白いほどその場に合っているものだから、劇場内は拍手喝采の騒ぎとなる。

そして次にどの曲がくるかをワクワクした気分で待つのだ。

台本のジョンソンは、《チェス》のヒットを生み出したアバのアンダーソン&ウルヴァース、そしてプロデューサーのジュディ・クレイマーと何度もミィーティングを重ね、プロットのアイディアを出し合ったそうだ。

その過程は相当大変だったろうけれど、きっとジグソーパズルを合わせていくような楽しさもあったに違いない。

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